温暖化対策「福田ビジョン」が発表されました (2008/06/09)
福田首相は「『低炭素社会・日本』をめざして」として、産業革命後につくりあげられた化石エネルギーへの依存を断ち切り、「将来の世代」のための「低炭素社会」へと大きく舵を切らなければいけない時が来たと発表しました。2050年までに世界全体でCO2排出量を半減する目標をG8および主要排出国との間で共有すること、日本の2050年までの長期目標として、現状から60~80%の削減を掲げ、低炭素社会の実現を目指すこと、2020年までに、現状から14%削減可能という見通しなどが発表されました。そのために、太陽光、風力、水力、バイオマス、未利用のエネルギーなどの再生可能エネルギーや原子力などの「ゼロ・エミッション電源」の比率を50%以上に引き上げる必要があること、太陽光発電導入量を2020年までに現状の10倍、2030年には40倍に引き上げねばならないこと、2012年に、全ての白熱電球の省エネ電球への切り替えることなどが具体的に述べられました。また、国内での排出量取引について、今年の秋に、できるだけ多くの業種・企業が参加し国内統合市場の実験を開始することなどが盛り込まれました。
【ひとこと】
福田首相は、イギリスに現存する200年以上前につくられた「アイアンブリッジ」(世界遺産)を例にあげ、産業革命という先祖たちの成功を今に伝えているように、200年後の将来の子孫たちが、我々の努力を「低炭素革命」として、誇らしく振り返れるようなものにしていかなければならないと述べました。
本発表に関するURL:http://www.kantei.go.jp/jp/hukudaspeech/2008/06/09speech.html