「気候変動への賢い適応」報告書まとまる(環境省)(2008/06/18)
「気候変動への賢い適応-地球温暖化影響・適応研究委員会報告書-」が環境省より公表されました。我が国で温暖化の影響が顕著に現れるのは2050年頃とされてきましたが、IPCC第4次評価報告書などによると気温は加速度的に上昇しており、本報告書では2020~2030年に想定される影響についてまとめられています。報告書では、沖縄でのサンゴ礁の白化や死滅、白神山地でのブナ林の減少、東北以南でのコメの品質低下、熱中症患者の増加などの温暖化の影響が述べられています。また、「賢い対応」として、コメの品種改良、渇水対策、デング熱などの感染症を媒介する蚊の対策、クールビズの推進などが、食料、水、自然、防災、健康、生活などの分野ごとに、温暖化に対する効果的で効率的な対応が指摘されています。
【ひとこと】
報告書によると1997~2006年の10年間に国内で1時間当たり100mm以上の雨が観測された件数は、それ以前の10年間の2倍以上に増加しているなど、温暖化による気候変動が明らかにデータとして示されており、私たちは、温暖化を防止しつつ、気候変動への対応も同時に行うことが重要となってきています。
本報告書に関するURL:http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9853