IEAがコペンハーゲン合意では目標達成困難と発表しました (2010/11/9)
IEA(国際エネルギー機関)は、世界エネルギーアウトルック2010年版で、各国がコペンハーゲン合意で発表している温室効果ガス排出削減に向けた公約を集計すると、世界の気温上昇を2℃以下に抑制する目標からはほど遠いものであると発表しました。シナリオの中では、エネルギーの消費ペースは徐々に落ちるものの、排出量は増加し続け、2020年に340億トン、2035年に350億トン(2008年比+21%)となり、このペースで進めば大気中の温室効果ガス濃度はCO2換算650ppmで安定することとなり、その結果、世界の気温は3.5℃以上上昇する可能性が高いと述べています。また、2020年までに公約を精力的に実行し、その後、取り組みを格段に強化した場合のみ、世界の気温上昇を2℃以下に抑制することが可能としており、そのためには世界のエネルギーシステムの根本的な変革が必要としています。
【ひとこと】
本レポートのシナリオでは石油需要や石炭需要は2020年以前にピークを迎え、天然ガスも2030年までにピークを迎える。その後、再生可能エネルギーと原子力のシェアが大幅に高まり、バイオ燃料やハイブリッド車や電気自動車の役割は大きいとされています。スマートグリッドをはじめ、建物単体だけでなく、地域や市域などより広い範囲で自然エネルギーの地産地消に向けた研究が進んでいます。東畑建築事務所は、太陽光発電やスマートグリッドを取り入れた建物や都市計画のプロジェクトにも参画しています。
本発表に関するIEAのURL: http://www.worldenergyoutlook.org/