人を育み、社会に応える学び舎づくり

 東畑建築事務所は、1932年の開設以来、東畑謙三の「最大よりも、最優たらん」との理念に基づき、一貫してクライアントの立場に立ち、品質確保を最優先に努めてまいりました。対話を重視し設計者が計画初期から完成後まで一貫して担当することで、「顔の見えるパートナーシップ」を目指しています。

 グローバリゼーションや少子高齢化など社会情勢の急激な変化と同様、教育環境も大きな転換期に差し掛かっています。「全入時代」を迎えた大学では、大学院を含めた6年制教育を始め、教育内容の充実が大きな課題になり、また小中一貫や中高一貫など、従来の枠組みを超えた取り組みも各地で動き始めています。

 そのような中、教育施設の設計に何より重要なのはコンセプトであります。計画段階から理念やカリキュラムなどを考慮し、十分把握する必要があります。その際何より大切なのは、クライアントである学校関係者はもちろん、設計者がユーザーである児童・生徒・学生とともに考える姿勢ではないかと考えています。

 私たちはこれまでも初等教育から高等教育まで数多くの学校施設で設計を担当してきました。また一貫教育や生涯教育、専門教育など時代の変遷とともに生まれた新たな分野にも着実に対応してきました。いずれの建物も「最大よりも、最優たらん」の精神で「顔の見えるパートナーシップ」を実践し、持てる技術やノウハウを十分に発揮できたと確信しています。

 「人を育み、社会に応える学び舎づくり」東畑建築事務所の教育施設専用ホームページでは、私たちが手がけました教育施設の取り組みの一端をご紹介します。
人を育み、社会に応える学び舎づくり
東方文化学院京都研究所(現 京都大学(東小倉)総合研究棟)

東方文化学院京都研究所(現 京都大学(東小倉)総合研究棟)は、武田五一のもとで創設者・東畑謙三が実質的に手がけたデビュー作に当たりますが、スペイン風のたたずまいの中に、機能性と合理性、快適さを追求した空間を今に伝えています。人の出会いや人材育成、人格形成など「ひとづくり」の場面を強く意識してつくり込んだ作品が私たちの事務所の原点であり、DNAでもあります。

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