入所者・職員が安心して利用できる訓練の場
国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局 福岡視力障害センター本館
設計コンセプト
視覚障害者の日常生活訓練および理療教育の施設として望まれたのは、動線の明確化による使い勝手の向上と安全性の確保でした。訓練の場という性格上特殊な設備は設けず、必要な機能を平面・断面の構成において明快に配置することを計画の要としました。建物中央のコアゾーン両側に訓練室・事務室等を配したシンプルな平面、室の性格ごとにまとめた階構成等の他、床の色彩や照明配置に誘導性を持たせる工夫を凝らし、入所者・職員の方々が常に安心して利用できる施設を目指しました。
建物概要
発注者 | 国土交通省九州地方整備局 |
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所在地 | 福岡県福岡市西区今津 |
用 途 | 身体障害者更生支援施設 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・4F |
延床面積 | 6,087 ㎡ |
竣工年 | 2004年 |