東北における中核的な警察庁舎

「東北の顔」ともいえる中核的な警察庁舎で、その重要な位置づけであることを十分に認識し、新世紀に相応しい警察署として、「市民に開かれた・親しまれる警察署」「地球環境にやさしい警察署」「周辺景観に調和した警察署」「効率の良い機能的な警察署」「安全性の高い警察署」を目指しました。敷地内には、市民に開放された憩いの広場を設け、低層部は、温かみのある風合いの大型タイルとともに開放感のあるガラスカーテンウォールを用いたデザインとしました。高層部は、低層部より迫り出したヴォリュームと縦リブの整然とした連続性により軽快感とともに力強さを表現するデザインとしました。全体的には、シンプルで機能的に集約された一体的なデザインを心がけました。