歴史を呼び起こす外観デザイン
洲本市五色町役場新庁舎
設計コンセプト
北前船による環日本海の交流を牽引した江戸中期の豪商高田屋嘉兵衛の生誕の地に建つ分庁舎です。町市合併により、その名が消える五色町の歴史(時間)や風土(空間)を明確なイメージで伝える意匠を目指しました。 五色町は淡路島の西側で裏淡路と呼ばれています。土地は平原が無く、注ぐ河川は急で海岸線は浸食で長く、屈曲に富む。風が強く、波が高い。そこに浮かぶ和船の行き交う海原が意匠の動因であります。
建物概要
発注者 | 旧五色町 |
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所在地 | 兵庫県洲本市五色町 |
用 途 | 庁舎 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造・3F |
延床面積 | 3,724 ㎡ |
竣工年 | 2005年 |
備 考 | 撮影:(株)SS大阪 |