周辺環境を活かした機能的で快適な研修施設

税務大学校 大阪研修所

設計コンセプト

国家公務員として採用された税務職員に対して研修を行う機関です。1年間の規律ある寮生活を伴う厳しい研修を支えるための、機能的で快適な環境づくりが求められました。「研修の場」としての管理研修棟、「生活の場」としての学寮厚生棟・体育館を、豊かな緑と敷地の高低差に寄り添うように分棟配置し、周辺環境と一体化した施設構成を目指しています。緊張と集中を強いる「研修の場」と、休息と思索を求める「生活の場」を分節するために、間に緑やベンチをゆったりと配した「階段広場」をしつらえました。ここが、公私の気持ちを切り替える緩衝空間となるとともに、憩いや交流を促す気持ちのよい外部空間となることを意図しています。

建物概要

発注者 国土交通省 近畿地方整備局
所在地 大阪府枚方市
用 途 研修所
構造・階数 鉄筋コンクリート造・7F
延床面積 13,107 ㎡
竣工年 2013年
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