入院・中央診療機能に特化した高機能病院

岡山済生会総合病院

設計コンセプト

岡山済生会総合病院の新築移転計画です。現施設の老朽化と狭隘化を解消し、医療環境の変化に柔軟に追従する医療機関へと変化を遂げるため、新病院の建設構想が行われることとなりました。新病院は既存施設から200mほど離れた山陽新幹線沿いの新敷地に計画され、外来機能を既存施設に分離して、入院・中央診療機能に特化し、施設整備が行われています。病室のアメニティと個室率アップによる療養環境の向上、急性期診療機能の強化・拡充、大規模災害時における医療継続への対応、高度医療を支えるスタッフの職場環境の充実が目指されています。新病院も既存施設と同じくJR岡山駅に至近の都市的な環境に位置しています。医療施設、福祉施設など、複数の棟が互いを意識した連続性を保ち、暖色系のタイルとバルコニーデザインが印象的な建築群として良好な都市環境を形成するよう試みられています。

受賞

【2016】平成27年 照明普及賞
【2016】第50回(2016年)SDA賞(地区デザイン賞)
【2017】平成28年度 岡山市景観まちづくり賞

建物概要

発注者 社会福祉法人 恩賜財団 済生会 支部岡山県済生会
所在地 岡山市北区
用 途 病院
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 免震構造・10F
延床面積 46,627㎡
竣工年 2015年
← 実績一覧へ戻る