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設計コンセプト
大阪の都心に計画された中小企業経営の支援施設です。緑豊かな公開空地に面した外壁には未来に漕ぎ出す大阪の企業家をイメージしたアートモニュメントを設置し、白色系のシャープな外観とともに街の新しいランドマークとなることを期待しました。イベントホール、研修室、交流プラザ、レストラン、団体オフィスなどで構成され、地階には大阪企業家ミュージアムを併設しています。エレベーターホールやトイレなどの共用部分にも「街を見渡せる開口部」を設け、内部空間の快適性を高めています。
【制震構造の採用】
中程度の地震による建物被害を抑制するだけでなく、大地震に際しての建物の損傷を小さくすることをめざした設計を行いました。建物のコア部2箇所に1階から18階まで鋼板耐震壁を連続して設けて地震時に生じる大きなせん断力・転倒モーメントに耐えさせていますが、これらを降伏強度の幅を限定した鋼材を用いた「制震壁」として活用した設計としています。結果として制震壁の降伏により大地震時の変形が過大に進行することなく、そのときの柱梁の損傷程度は中地震時の損傷度をやや超える程度に抑制され、大地震後の修復は小規模にとどまるものと考えられます。
建物概要
- 【建物名称】
- 大阪産業創造館
- 【受賞】
- 第35回SDA賞 パブリック部門 入選
- 【発注者】
- 大阪市
- 【所在地】
- 大阪府大阪市中央区本町
- 【用途・テーマ】
- 事務所 / 多目的ホール / 会議室 / 博物館 / 店舗 / 研修室
- 【構造・階数】
- 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・18F/B3F
- 【延床面積】
- 23,823m2
- 【竣工年】
- 2000年
- 【備考】
- 撮影:(株)SS大阪/(株)伸和



