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設計コンセプト
急性期に対応可能な精神科病院
本計画は既存施設の老朽化による建て替えをきっかけとして、国立療養所西鳥取病院(重心、神経、結核)と国立療養所鳥取病院(精神)の2病院を統合し、維持管理部門や検査部門等を共用することで、効率的な運営を目指すものです。敷地は鳥取市郊外にあって、日本海と湖山池をのぞむ小高い丘の上に位置し、豊かな自然と風光明媚な景観を有します。新築の精神科病棟は、民間病院での受入が困難な措置入院患者や触法患者が多数入院することが予想されるため、管理・安全面に十分に配慮した見通しの良い病棟平面計画を採用しました。また、長期の入院期間に配慮して、木質の内装材を用いるなど、暖かみを感じさせる療養空間を演出したり、開口部には格子を用いないディテールを採用するなど、開放的で人権に配慮した計画となっています。
【急性期に対応した保護室】
様々な状態の患者に対応できるように、保護室内の内装材や便所、開口部などはバリエーションをもたせています。安全面ではクッション材による壁面仕上げや過飲を防止する便器などを採用し、事故を防止するために安全なディテールや十分な強度を有する材料を試験を重ねて検証し採用しています。
【地場産木材の採用】
鳥取県は林業が盛んであり、地場産の木材を内装に使用することが要望されました。十分な強度を要求される腰壁に地場産の杉・檜を用いて、木の香ただよう温かみのある内装としています。
建物概要
- 【建物名称】
- 国立新病院 西鳥取病院
- 【発注者】
- 独立行政法人国立病院機構(旧:厚生労働省)
- 【所在地】
- 鳥取県鳥取市三津字輪田
- 【用途・テーマ】
- 病院
- 【構造・階数】
- 鉄筋コンクリート造・4F
- 【延床面積】
- 16,595m2
- 【竣工年】
- 2002年
- 【備考】
- 撮影:(株)西日本写房



