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設計コンセプト
雪と共生する庁舎
豪雪地域に立地するこの庁舎の最大の特徴は、克雪(雪を制する)から利雪(雪を利用する)へという県及び地元行政の取組みも背景にあって実現に至った雪冷房システムの採用です。冬の間に敷地内に降り積もった雪を分館の雪室に貯蔵し、夏にはその雪の表面を流して冷却した空気を冷房に使用しますが、雪が空気中の臭いや埃を吸収・吸着してしまう効果も期待できます。雪冷房の対象範囲は、県民ホール・講堂などの一般開放部分であり、雪冷房の仕組みについては県民ホールのディスプレイで案内し、自然エネルギーの利用に関する地域住民への啓発に一役買っています。
【雪冷房システム】
地域住民が最も利用するゾーンとなる吹抜空間のある県民ホール廻りに雪冷房システムを採用し、自然エネルギーの有効利用に役立てています。また雪解け水は分館の屋根散水に利用して屋根面侵入熱の低減化を行い、雪の長期貯蔵に寄与します。
【環境にやさしい庁舎】
雪冷房システム以外にも、各階事務室の窓面下部に設けたエアバリアファンによるエアバリアシステム、サッシ組込型の単結晶太陽電池パネル、地域活動に利用可能な芝生広場や圏域住民の交流や憩いの場ともなる豊かな緑地の確保など、環境にやさしい庁舎の実現を目指しました。
建物概要
- 【建物名称】
- 六日町総合庁舎(新潟県南魚沼地域振興局)
- 【受賞】
- 空気調和・衛生工学会の振興賞技術振興賞
- 【発注者】
- 新潟県
- 【所在地】
- 新潟県南魚沼郡六日町大字六日町
- 【用途・テーマ】
- 庁舎
- 【構造・階数】
- 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・4F
- 【延床面積】
- 6,597m2
- 【竣工年】
- 2004年



