浪速区を象徴する印象的な空間づくり

大阪市浪速区役所・浪速保健センター

設計コンセプト

1階正面玄関には、両側に浪速の象徴「水」を配し、印象的なアプローチ空間となるよう意図しています。この水庭に面している区役所及び保健所の共用ロビーには「情報の小径」と名付けた区民のための情報を集中させたゾーンを設けています。この共用ロビーと2階区役所(住民情報課、保険年金課)、3階保健所はエスカレーターで連絡されています。 南北面の執務専用部分のガラスカーテンウォールは全て開閉出来る機構とし、また、各課の案内サインは照明を組み込みながら移動できる構造とするなど、執務レイアウトの変更に柔軟に対応できるよう考慮しています。ガラスカーテンウォールには、ストライプ状のセラミックプリントを施した高透過ガラスを採用し、ぎらつきや反射を抑え、外部と内部を柔らかく隔てる意匠としています。3階、4階そして7階で建物外壁をセットバックさせ、緑化した屋上庭園とし、周辺環境に配慮すると共に来庁者、職員に潤いの空間を提供しています。

建物概要

発注者 大阪市
所在地 大阪市
用 途 庁舎 / 保健所 / 駐車場
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・7F/B2F
延床面積 9,746 ㎡
竣工年 2002年
備 考 撮影:(株)伸和
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