大学の新しいランドマーク

キャンパスのエントランスエリアに、新しい時代の図書館機能として様々な図書媒体を有するメディアセンターと、公開講座を展開するホールを併設し、大学の情報受発信の中心の場として計画をしています。ホールは道路寄りに平屋とし、ボリュームを持つメディアセンターは奥まった位置とし、エントランス空間に懐を確保しています。メディアセンターはキャンパスのアプローチ部分をピロティ空間、２～６階を閲覧スペースにしています。西向きファサードとなるため、閲覧室の西日対策と明るく穏やかな内部空間を実現するため、テラコッタルーバーによる表層構成を行っています。東北面はアールの円弧を描き、カーテンウォールとせっ器質タイルにより、キャンパスに対してダイナミックな表情を展開しています。ホールは300人収容のレクチャー専用ホールとし、桁行の両サイドにハイサイドライトを設け、明るく伸びやかなインテリア空間としています。