敷地のコンテクストに配慮した研究施設
アース製薬(株)研究棟
設計コンセプト
家庭用薬剤の最大手アース製薬の研究施設の増築です。創始者邸宅跡地を敷地として、21世紀の先駆けとなる記念碑的研究棟という位置づけがあります。計画は、1スパンラーメン構造の片廊下型で、廊下の外壁側にエネルギーシャフトを設け、研究居室、実験室など全室から瀬戸内海を望むことができる構成としました。既存の裏山の岩地形を利用した日本庭園、見地石積など、できるだけ保存、修復、再利用し、敷地のコンテクストに配慮しています。
				建物概要
| 発注者 | アース製薬(株) | 
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県赤穂市坂越 | 
| 用 途 | 研究所 | 
| 構造・階数 | 鉄筋コンクリート造・5F/B1F | 
| 延床面積 | 6,006 ㎡ | 
| 竣工年 | 2002年 | 
| 備 考 | 撮影:(株)SS大阪 |