杜の都のランドマーク

東京建物仙台ビル

設計コンセプト

仙台市は、豊かな自然が周辺にあり、緑が多い街です。本計画は、1階に高速バス施設を併設・バスベイを整備し、仙台駅前ペデストリアンデッキを延伸・接続する等の都市貢献により、都市再生特別地区を実現しました。その結果、基準容積率600%に対し、容積率1100%を獲得しています。
オフィスビルとしての有効率や高い機能性はもちろんのこと、「杜の都」仙台の駅前における新たなランドマークを創出することが大きな課題でした。建築端部を曲面のガラス建築とすることで、街に溶け込むようなやさしい表情のオフィスビルとし、建築と美しい街並とが、互いを引立てあうような立面としています。昼は建築と空との境界を極力目立たせないデザインであるに対して、夜は逆に、建築の輪郭や曲面形状を強調するようなライトアップを行い、仙台の夜景における新たなシンボルを創出しました。

受賞

【2010】平成21年 照明普及賞(優秀施設賞)

建物概要

発注者 東京建物株式会社
所在地 宮城県仙台市青葉区中央
用 途 事務所 / 店舗 / 駐車場
構造・階数 鉄骨造(一部CFT造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造) / 制震構造(ブレーキダンパー)・20F/B3F
延床面積 28,496 ㎡
竣工年 2009年
備 考 設計・監理:株式会社東畑建築事務所、株式会社大林組
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