開かれた交流空間の創出・高品質・高機能な研究・実験環境の整備
交流ロビー
開かれた交流空間の創出
さまざまな方面からアクセスでき、視覚的にも内部を見通せる構成とすることにより、学生・産学研究者だけでなく一般来学者にとっても立ち寄りやすく情報に接しやすい施設とすることを目指しました。
高品質・高機能な研究・実験環境の整備
この施設の運用上の重要課題であり、さまざまな種頬や規模に対応する柔軟性をもった研究・実験環境を整備するともに、共用部と専用部との間のセキュリティを確実に行い、最先端の研究者の利用に備えることとしました。
キャンパス景観に配慮した外観デザイン
キャンパス内のランドマークにもなり得る比較的高層の建物であることから、適切なボリュームの分節、テクニカルバルコニーや開口部の抜いなどによってプロポーションを整え、一方、低層部は透明感のある開放性の 高いデザインとしました。また、産学連携のシンボルに相応しい特徴的な外観とするため、大阪大学のモットー「地域に生き世界に伸びる」の表現として、色彩のバランスやトーンに配慮しつつ、外装タイルを下層から上層へ抜けるグラデーション張りとしました。さまざまな年代につくられた建物が混在する吹田キャンパスにあって、今後の良好な景観形成に寄与できるような上質で親しみやすいデザインとすることを目指しました。