まちづくりと連携した病院整備
社会医療法人愛仁会
愛仁会リハビリテーション病院
設計コンセプト
愛仁会リハビリテーション病院は、JR高槻駅北側の工場跡地を利用した開発事業の一環として新築されました。開発事業は、関西大学ミューズキャンパスをはじめとして、商業施設、タワーマンションの他、区画整理による道路や公開空地、公園の整備も同時に行われ、JR駅前に賑わいと緑の潤いをもたらすよう計画されています。JR高槻駅から事業区域を縦断する屋外デッキや道路を挟んで位置する同法人の高槻病院への連絡通路も同時に整備され、まちを回遊する人の流れがつくられています。本計画では、リハビリテーションを求める人々が「再びその人らしい生活に」戻れるよう、質の高い医療サービスを提供できる施設整備を行っています。また、屋外庭園の整備やまちづくりのさまざまな事業を通じて、新しいまちとそこに集まる人々に癒しの空間提供を行っています。医療スタッフの地域医療への思いとともに、賑わいの創出や緑豊かな環境を媒介として「まちにつながる病院」となることが期待されています。
建物概要
発注者 | 社会医療法人 愛仁会 |
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所在地 | 大阪府高槻市 |
用 途 | 病院 |
構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・9F/B1F |
延床面積 | 24,954 ㎡ |
竣工年 | 2011年 |
備 考 | 撮影:時空アート |