流れるような一体空間
小牧市味岡児童館「ぱるもあじおか」
設計コンセプト
小牧市で最初に開館して築29年を経過した児童館の移転・建て替え計画です。子育て支援センター機能を融合した施設で、住宅に近接した立地から建物外観をゆるやかにカーブした形状とし、圧迫感を軽減したやさしい佇まいとしました。乳幼児から中高生までが利用する児童館として、幅広い世代が様々な活動をそれぞれの場所で行う際に、互いに孤立せず互いの活動を見ること感じることで新たなあそびや活動が生まれる空間を意図しました。そのため、1階を乳幼児から小学生、2階を中高生の空間としてやわらかにゾーニングしつつ、建物中央の吹き抜けとライン折上げ天井により、間仕切り壁の少ない一つ屋根の下を感じる一体的な流れるような空間構成としています。庭や吹抜け空間を諸室が扇型に囲む構成で、元気な子ども達の活動が主役の施設となっています。
建物概要
発注者 | 小牧市 |
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所在地 | 愛知県小牧市 |
用 途 | 子育て支援施設/児童館 |
構造・階数 | 本体棟:鉄骨造 / 2F・テラス棟:鉄筋コンクリート造 / 1F |
延床面積 | 1,025 ㎡ |
竣工年 | 2012年 |