佐賀らしさを醸し出す音楽主体の多目的ホール
佐賀市総合文化会館
設計コンセプト
佐賀市の市政施行100周年を記念して建設された公共ホールです。いかにして歪みのないライブな響きを実現するかを課題とし、ホール形状、残響可変装置などに特徴をもつホールとしました。ホールの平面形状は、最大視距離を35m程度に抑えるため、基本的には扇形となっています。主演目はクラッシック音楽の演奏を想定し、どの客席でも均質な響きの長い生の音が得られる様、非対称平面とワインヤード型客席段床としました。外観・内観とも、有田焼などの地元の材料を使用し、随所に佐賀らしさを醸し出した柔らかいデザインとなっています。
建物概要
発注者 | 佐賀市 |
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所在地 | 佐賀県佐賀市 |
用 途 | 文化施設 / 劇場 / ホール |
構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・3F/B1F |
延床面積 | 18,311 ㎡ |
竣工年 | 1989年 |