各種学校の傾向や、当社の設計・監理実績をご紹介します。
専門学校、看護学校、警察学校、消防学校、職業訓練学校等

技能継承の場づくり

技能継承の場づくり  職業訓練学校は、職業に必要な知識・技能を習得する公的な訓練学校です。
労働者の職業能力開発・向上と安定した職業生活の確保という目的達成に向け、総合的、計画的な事業を展開しています。その内容は、職業に必要な専門技術や知識を習得させる高度職業訓練と、基礎的な技能や知識を学ぶ普通職業訓練に分かれ、職業に必要な知識・技能を学ぶ場として大きな役割を果たしています。
 労働力不足、高学歴化の進展、技術革新に伴う技能労働者の質的・量的変化や産業構造の変化に伴う離転職者への職業転換訓練の必要性などを背景に、訓練生は中卒者や高卒者だけでなく離転職者や在職者にも拡大し再雇用・再就職に向けた訓練も各地で積極的に行われています。

 職業訓練校だけでなく、さまざまな学校・教育施設においても、知識や技術は、生徒と教員の「対話やふれあい」を通して習熟・継承されるものと考えています。一般教育施設に限らず、各種学校においても修学環境の中に、ヒトとヒトが触れ合える「コミュニケーションの場」を積極的につくり出し、教育を通して「ヒトづくり」のお手伝いのできる施設づくりを目指しています。

これからの防災のかたち

富山県広域消防防災センター・消防学校・四季防災館

富山県広域消防防災センター・消防学校・四季防災館
施設は高さ45mの主訓練塔や、水深10m可動床付の水難救助訓練施設、実火による訓練施設、 瓦礫救助訓練施設など全国トップクラスの訓練機能を有します。 加えて災害時の指揮命令拠点機能、食料・生活必需品の備蓄機能、救援物資の輸送・集積拠点機能を備えた、 県民の安心・安全を守る防災拠点施設となっています。 東日本大震災が発生した時は、既に設計は完了し工事の半ばでありましたが、 設計段階での緻密なインプットにより設計内容を見直しすることも無く、2011年4月に開館となりました。 施設は手前から、四季防災館(学習施設)、消防学校、宿泊施設、屋内訓練施設、備蓄倉庫、実火災訓練施設、主訓練塔、水難救助訓練施設、 補助訓練棟、街区訓練場の順に並び、分棟化された各施設を屋外のピロティ空間「アクティブモール」により繋ぎ一体的な構成としています。