個人の成長を支える3つの特 徴FEATURE

特徴01FEATUREジョブローテーション+
グループワーキング

設計実務全体を理解し、チームで設計することの大切さを実感していただく研修を用意しています。

ジョブローテーション

入社1年目は、設計に関わる全部門を経験していただきます。

グループに分かれて、例えば意匠→設備→構造→BIM→見積と各部門で概ね1か月間、チューターの指導を受けながらそれぞれの部署で実務を経験していただきます。

グループワーキング

入社1~3年目は、随時与えられた課題をチームで検討し、全社に向け発表していただきます。

専門分野の違うメンバーでグループを構成し、あるテーマに対して議論し、答えを導き、ときに大学の先生をお招きしたパネルディスカッションの場でプレゼンテーションを行っていただきます。

特徴02FEATUREデジタルスキルの習得

基本的な設計ツールに加え、コンピューテショナルデザインや環境解析などについて、柔軟な学習環境を構築しています。

CAD・BIM

入社1年目は5日間の集合研修及びジョブローテーション内の1か月の研修で基本操作を習得していただきます。

研修では、対面で講師が指導します。
BIMでは一級建築士の過去問を利用し、自分たちでデザインをして操作を理解・習得する演習を行います。

コンピューテーショナルデザイン

近年ではコンピューテーショナルデザインの活用も推進しており、パラメトリックデザインやジェネレーティブデザインを設計に積極的に取り入れています。

Rhinocerosなどのツールは、若手社員による講習会や日常業務のコミュニケーションを通じて習得していただけます。

※RhinocerosはRobert McNeel & Associatesの登録商標です。

環境シミュレーション

新卒入社の方は一週間ほど環境計画研修を受けます。3Dモデルを用いて、解析を実施することによって、環境にやさしい形つくりのキーポイントを習得します。

初期段階で建築物の性能を把握するため、風や光に関する環境シミュレーションを行います。ジョブローテーション期間で演習課題を行いながら、シミュレーションの可能性を通して、新たな設計方法の理解を深めます。

特徴03FEATUREフラットな交流

チューター制度の導入や役職で呼び合わない慣習などにより活発な社員間交流を促進しています。
東畑の特徴や雰囲気について、若手からベテランまで社員に聞いてみました。

若手社員の声

江藤 広樹/設計室/2019年⼊社
好きな有名⼈:ドラえもん

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

1年目の研修は、同期と多くの時間を共有しながら、社内の様々な部署・物件を体験することが出来る貴重な時間でした。各部署の業務を通じて感じたのは、自分の専門分野以外のことまで理解、配慮して設計を行うことが、優れた建築や効率的な業務を実現するのに不可欠であるということです。また、業務以外でも、各種研修、社内行事、同期と臨んだコンペなど、様々な成長・体験の場を準備頂きました。

Q:最近の仕事について教えてください。

ジョブローテーションを終えて九州オフィスに配属されて以降、オフィスビル、競輪場、火葬場等様々な用途・規模の物件に携わることができました。最近では約6万㎡の物流施設の設計を、名古屋オフィスやJVのゼネコンの方と協同で行っています。5年目にしてようやく主体的に仕事ができるようになってきましたが、その分自らの判断や行動が周囲に及ぼす影響が大きくなっていることを恐ろしく思ったり、知識不足を痛感することも増えました。しかし、社内のみならず社外の先輩方にも支えて頂きながら、施主と直接やりとりし、良いと感じて頂ける提案、設計を模索することには大変やりがいを感じています。名古屋の方と仕事をすることで、交流の幅が広がったことも嬉しく思っています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

若手でも「自分はどうしたいのか、なぜそうしたいのか」積極的に表現し、伝えることができれば、先輩方が真摯にフォローし、実現に繋げてくれる環境であると感じます。皆様も、自分のやりたいことや好きなこと、その理由を大事に持っていて頂ければと思います。

門脇 寛子/設計室/2021年⼊社
好きな有名⼈:オードリー

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

入社1年目は、意匠、構造、設備など部署別での研修が約10ヵ月ありました。例えば、構造研修では、鉄骨階段の構造計算や部材選定、構造図の作成を通して、構造設計の基本を学びました。意匠配属の身としては、意匠設計者として部材スケールを把握することの大切さも同時に学びました。
また、グループ学習では「大阪駅前再生計画」という課題にも取組みました。同期たちと意見を出し合って、産学連携の共創空間づくりの提案に繋げたことはいい思い出です。

Q:最近の仕事について教えてください。

入社1年目の終わり頃から3年目にかけての約1年半は、工場新築と中学校改修の実施設計に携わりました。中学校改修では、大量にある手描きの既存図面を見ながら、改修前の仕上表や建具などを整理して現況図作成することから始まりました。その後、先輩にサポートしてもらいながら、担当部分の詳細設計をがむしゃらに取組んだ印象が強くあります。短い設計期間ではありましたが、永く学校に愛着をもって使い続けてもらえるよう思いながら設計しました。
入社3年目となった現在は、小学校と公民館の複合施設の基本計画に携わりはじめました。現在は地域の雰囲気や住民の暮らしを知るために、住民対象でヒアリングをしているところです。これから少しずつ、地域に馴染みながら、愛され続ける居場所づくりを目指していきます。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

私は絵を描いたり、ものを作ることが好きで、設計の仕事を選びました。設計は毎日が発見と学びの連続ですし、雑談、旅先で見たもの…何が設計する上でのヒントになるのか分からないところが面白いです。
また、したいことに対して、先輩・後輩問わず、皆さんがサポートをしてくれる温かい環境があります。気になられた方は、東畑を選択肢の1つにしてもらえればと思います。

李 尚洙/構造設計室/2022年⼊社
好きな有名⼈:テンジン・ノルゲイ

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

新入社員研修の一環として、数名でチームを組み大阪駅前ビルの再生計画に取り組みました。私たちのチームは産学共創をテーマとし、大阪駅前に大学を誘致する案を提案しました。その中でBIMを用いてモデルや図面を作成したり、ライノセラスと3Dプリンターを用いてトラス模型を作成しました。議論を重ねる中で最終成果品の作成に向け折衝する力が鍛えられたうえに個人のデジタルスキルもアップした有意義な研修でした。

Q:最近の仕事について教えてください。

構造設計室に配属後の半年間は、実施設計中の物件の構造図の作成・二次部材の設計を担当しました。構造計算というと計算ソフトやプログラムを使うとすぐに答えが出ると思っていたのですが、実務を行ってみると一から計算書を作成する事が多々あり、構造力学の基本的なことを抑えておく重要さを痛感しました。また、初めて詳細図を描いたことは今まで全く考えてこなかった鉄骨や鉄筋の納まりを考え始めるきっかけとなりました。最近の業務としては計画初期段階の高層複合建築物を構造種別から考え、鉄筋コンクリート造や鉄骨造、混構造とした場合のケーススタディを行っています。それぞれのケースにおいて架構の組み方や柱の配置を意匠・設備設計者と議論しながら、最適解を日々模索しています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

「登れない山はない」と俗に言われますが、東畑建築事務所で小規模から数万㎡までの様々な規模、多種多様な建築を設計していると、近い将来、自分に「設計できない建物はない」と思う程に成長できる環境がここにはあります。

石川 瑞穂/設備設計室/2019年⼊社
好きな有名⼈:カニササレアヤコ

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

学生時代に使用していなかったCAD・BIMツールは操作に不安がありましたが、研修で基礎を学んだことにより、実際の業務も円滑に行うことができました。また、ジョブローテーションでは、意匠図の作成や構造計算などを通して設備設計以外の視点での業務の進め方を学びました。こうした様々な部署で過ごした経験は、立場や分野の違う多くの人との関わりが欠かせないものづくりの場面において、多面的に物事を考えるための大きな糧となりました。

Q:最近の仕事について教えてください。

入社2年目に病院の実施設計業務に伴い九州の現場事務所に10カ月程常駐しました。私の好きな言葉に「最も困難な道に挑戦せよ」とありますが、オフィスを離れ、右も左もわからない中で協議や設計図書の作成に奔走した日々は毎日が大きな挑戦で、今の自分を支える貴重な経験となりました。
その後は現在まで、病院、事務所、競技場といった幅広い用途の設計に携わっています。電気設備は照明や受変電設備など幅広く、そのどれもが建物の運用に大きく影響するため、クライアントを始め、様々な人との対話を大切にしています。常に利用者の視点を想像しながらわかりやすく丁寧な対話を重ねるよう心がけ、よりよい提案・設計に挑戦しています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

街中で好きな花や建物を見つけると景色が豊かになるように、知識や興味が増えていくと目の前の図面1枚もより鮮やかに感じられる気がします。皆様と一緒にそんな経験を重ねて、豊かなものづくりをしていけることを楽しみにしています。

キャリア採⽤社員の声

松村 泰孝/設計室/2015年⼊社
好きな有名⼈:同じ10月6日生まれのル・コルビジェ

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

コロナ禍でWEB会議が普及し社内でも根付いたこともあり、2020年秋から毎週金曜日欠かさず30分ではあるが、全国規模で医療福祉勉強会を行っています。そこでは、医療福祉の情報交換、日頃の設計での疑問点、プレゼンの練習の場であったりします。時には、子供の成長を皆で共有したりもしています。また全国大会として竣工見学会を行いリアルに会い日頃の設計に対する思いをぶつけ合っています。もちろん褒めてからです。各オフィスが医療福祉建築の質を上げるべく切磋琢磨している雰囲気です。

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

今まで経験できなかった規模の病院設計(913床)に携わったり、コロナ禍においては、民間で初めてのコロナ専門病院や大阪コロナ医療・療養センター(1000床)に携わったりと社会貢献も出来ています。東畑建築事務所だからできる幅広い設計活動と新しいチャレンジができています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

キャリア採用の意匠設計の立場から東畑建築事務所を客観的にみると、設備、構造の技術力の高さが素晴らしいです。柔軟で且つ堅実に確実に細部にわたり一緒に設計に携わってくれます。高い技術力のエンジニアと共に新しい建築をつくりませんか。

松岡 豊/構造設計室/2008年⼊社
好きな有名⼈:坂茂(紙管フィルターによる被災者支援)

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

私はキャリア採用で入社後、すぐに公共建築の構造設計を担当することになりました。それまでプラント設計を主に行っていたため不安でしたが、各部署間でフラットな交流ができ、意匠・設備担当者、他部署、上司と計画段階から密に打ち合わせを行うことができトラブルなく無事に竣工まで完了することができました。

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

大学卒業後、別の構造設計事務所でプラント建屋の設計を8年経験した後、様々な人々が利用する公共建築物の設計に携わりたいとの思いから転職しました。入社後は希望通り、庁舎、小学校、病院、消防署、図書館、青果市場、斎場など多様な建物の構造設計に携わることができ、構造形式では、免震建物、高層建築、大空間建築等、学生時代に設計したいと思っていた構造を自分で設計する機会に恵まれ、技術・経験面で成長できました。現在は、管理職としての立場で、設計を自ら行いながら複数の物件に関わり品質チェック・工程管理・外注設計事務所への委託調整等を行っています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

私は社会人8年目にキャリア採用で入社しました。社会人になり出向も含めると3つの会社で勤務した経験がありますが、当社は各部門(意匠・設備・監理・積算・環境)の担当者とチームとして協力して設計できる職場と思います。これは構造専門の設計事務所に比べ組織設計事務所の強みと思います。また、プロポーザルで提案し当選した建物を実際に設計し現場監理まで関わることができ、責任は大きいのですが、技術・経験面で成長できます。最近では、BIMを使った構造計画・実施設計も全社的に取り組んでおり、やる気があればデジタルスキルの習得もできる環境です。

山﨑 泰生/設備設計室/2007年⼊社
好きな有名⼈:アンジェラ・アキ

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

東京オフィスの雰囲気は、机も隣との目隠し壁もないフリーアドレスのため話しやすい環境です。
打合せテーブルも近くにあるため、ちょっと集まって打合せや相談したりできます。また、A1サイズの図面を打ち出ししてチェック等確認することも可能です。
そのような環境があるため、上司や先輩や若手同士の交流も行いやすいと感じました。

屋外オブジェ照明(参考)

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

私は大学卒業後、社会人になってからは、設備設計事務所に約6年弱程度勤務しておりました。総合事務所がお客様で、主に実施設計図、計算書を作成しておりました。現場に行くことは稀にありましたが、ほぼ社内業務でした。
それから、お施主様との打合せによってどのように基本設計ができて、実施設計をまとめ、現場監理をするという一貫の流れに興味を持つようになりまして、2007年に入社しました。
入社してからは、庁舎、学校、商業施設、工場、警察署、事務所等の新築工事及び改修工事と幅広く携わることができまして、失敗しながらも技術習得や経験して成長してきました。
現在は、管理職で複数物件を持ちながら、後輩への指導、相談に乗りながら、現場監理も行っております。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

「想いを形にする」
お施主様の声を聴き、使い方や運用方法を把握して具現化します。
建物の設計は、建築・構造・設備・電気がチームになって作ります。
自分は電気設備の担当をしています。機械設備には、空調機器への電源送りや動作環境が問題ないか等を確認します。構造には機器荷重や梁スリーブ情報を伝えます。建築には意匠的にこだわる空間づくり(主に照明計画)ができるようにと、各分野で必要な情報を与えながら作っていきます。その過程は大変ですが、楽しい時間でもあります。
また、現場に入ると現場監理があります。設計図を元にお施主様の想いと施工会社のノウハウを駆使しながら、建物を作っていきます。時間はかかりますが、完成時にはとても苦労した分の感動があります。一緒にその形を作りませんか?

田村 信幸/監理室/2020年⼊社
好きな有名⼈:岡本太郎

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

おそらく若手設計者は、自身の描いた設計図が実際の建築物になる過程の未知数さに不安を覚えているのではと感じることが多く、そのため私を含めて監理室のメンバーは見積もり時や工事着手直前にプロジェクトに参画し、その不安を取り除く役割を担います。
そこには部署の垣根はなく、むしろ超えることでその役割を果たすことから、常に他部署と連携しています。そしてお互いをリスペクトし、年代に関わらず常にフラットに接することで、設計図の実現を図るチームが構成されるという好循環が所内のあちらこちらにある、そんなことを思っています。

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

主な業務は工事現場における工事監理業務です。
現在の主な担当物件は、大阪市内で2件、西日本で1件、それぞれ大規模展示場・学校・ホールと異なる種類の案件であり、各々が全く異なる特徴を持つのでやりがいのある毎日です。
また、見積もり段階における工事計画の概要提案など、設計事務所本流の業務とは異なるけれども必要な“痒い所に手が届く”業務も担当しています。
振り返るとこれまでゼネコンで施工管理を、行政で建築許可・都市計画・工事監理に携わってきました。それらの経験のいずれもが、現在の業務に生かされかつ、なくてはならなかったと実感しています。
またこれまで、幸運なことに様々な大型プロジェクトに参画させていただいてきたのですが、そして今回もプライベートで吹田の太陽の塔を訪れた直後に、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンの工事監理を担当させていただくことになり、不思議な縁を感じています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

採用面接の際、うちほど風通しのよい会社は~と言われたのが印象的で、そして入所してその言葉に誤りがないことを実感しています。私のキャリアにおいて様々な組織に属しましたが、年齢に関係なく意見を交わせ、トップダウンという概念が薄く、そして個人のスキルの活かしやすさという点では気宇な存在なのかもしれません。
また執務環境について、オフィスのフリーアドレス化に伴い、場所を選ばない自由な働き方が可能になりました。そのことも、東畑建築事務所の社風にマッチしたものであると感じています。
言い換えれば、一定の経験を持ち合わせ、このような環境を活かせるスキルがあれば、それらを遺憾なく発揮できる環境が揃っていると思います。またその経験も画一的に建築設計に限らず、建築という裾野の広い分野であるからこその多様性が許容されるのではないでしょうか。私のように学校ではコルビジェを、社会に入ってからは施工と行政を学んだような統一感のない者でもしっかりと受け入れてもらえる、それだけの器のある組織であると感じています。
このように、高いモチベーションとともに業務に取り組めるので、この組織には個人のQOLが高い人が多い、そんな風に感じています。

中堅・ベテラン社員の声

久保 久志/設計室/2005年⼊社
好きな有名⼈:ルイス・I・カーン(建築家)

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

若手所員時代を振り返ってみると、当時から上司と部下の関係を超えたワンチームで設計できる環境をつくってもらえたおかげで、早い段階から積極的に提案する姿勢が身に付いたと思います。事務所の風潮として、新たなチャレンジに対して寛容なところも特徴だと思います。フットサルやゴルフなど社外での自主活動を通じて、構造・設備・環境など他部署との連携も普段から密なおかげで、説得力があり厚みのある提案がしやすいところも事務所のウリの一つです。

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

若手所員時代、実施設計の始まりはやはりトイレと階段でした笑。実施設計を中心に色々なチームで経験を積み、幅広いジャンルのプロジェクトにチャレンジさせてもらい自己研鑽に励みました。初めて主担当としてチャレンジした学校エコ改修のプロポーザル当選を契機に、公立の小中学校建築に長く深く携わるようになりました。環境教育の教材としての学校のあり方を模索した20代後半、利用者と協働してつくる設計プロセスを突き詰めた30代前半、中大規模の木造学校建築を普及させるために邁進した30代後半、40代に突入し、今は大学で非常勤講師をしながら、小中一貫教育や施設の複合化など、これからの学校建築のあり方を模索し続けています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

昨今のめまぐるしい社会情勢の変化を見てもわかる通り、設計者への依頼主や社会・時代のニーズは変わり続けています。そんな状況であっても、人に目を向け、身の回りの環境への真摯な眼差しをもち、地域に根付き、実直に時に大胆にチャレンジをし続けていくことが今求められていると強く感じます。本当に必要な建築ってなんだろう?そんな根源的な問いを問い続け、利用者と一緒に考え、つくり、使うプロセスを利用者と伴走できる設計事務所でありたいと思います。それならば設計者に求められる職能は多種多様。設計の得手不得手を超えた、何か一つきらりと光るものが大きな武器になる時代です。心当たりのある方はぜひ我が社の門戸を叩いてみてください。私たちと一緒に「期待を超える」建築を社会に提案しましょう!

柴﨑 雅也/設計室/2009年⼊社
好きな有名⼈:星新一

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

入社してから現在まで、社内では役職や呼び捨てではなく「さん」付けで呼び合い、上下関係なく自由に意見や提案を言えるフラットな環境は変わらないと感じています。私の働いている九州オフィスでは様々な趣味を持つ人がいますが、休日にはフットサル、釣り、キャンプを行うなど上司や先輩・後輩の垣根を超えた交流が盛んです。

福岡市青果卸売場中央卸売市場
防府競輪場イメージ

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

官公庁の物件を中心に設計を担当しています。入社してからの最初の3年間は東京オフィスで横須賀地方合同庁舎や大塚警察署といった庁舎関係の設計を主に担当し、意匠・構造・設備の調整と基礎的な納まりを学びました。後に九州オフィスに転勤となり、概ね5年目以降からはプロポーザルの設計提案から基本・実施設計、監理業務の全てを最初から最後まで自ら担当しています。最近では、これまでの経験を活かした庁舎関係の設計以外に、卸売市場や公営競技施設の競輪場など幅広いジャンルの施設設計を行っています。卸売市場や競輪場は近年の整備事例が少なく、新しい施設のあり方の提案が求められており、チャレンジングであると感じています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

私が入社した時、当時の社長から「創造する力」、それを「表現する力」、そして「説得する力」を身に付けて、良い提案、設計、建築に繋げてくださいと話がありました。この言葉は今でも心に残っており、今も自分がどの程度までこの力を身に付けられただろうかと自問自答しています。この「3つの力」は一朝一夕で身に付くものではなく、建築に限らずあらゆる事に対して興味をもって継続的に取り組むことで培われるものとであり、数多くの事に取組み懸命に努力した経験は自信に、自信は説得力ある言葉に、説得力ある言葉は物事の実現に繋がると考えています。今思えば、学生時代は分野関係なく色々な事に打ち込み様々なことができる貴重な時期でした。社会人になって後悔しないよう、今もそしてこれからも、色々なことに全力で取り組んで欲しいと思います。

松森 織江/設計室/1995年⼊社
好きな有名⼈:アルベルト・アインシュタイン

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

設計はチームの仕事です。自分の考えやアイディアを言葉やカタチできちんと伝える能力が求められます。新人研修では、様々なデジタル技術を習得するプログラムがあり、グループワーキングなどのチームで課題に取り組み成果を出す訓練を行います。ここで獲得した「表現力×コミュニケーション力」が、その後の業務で活かされ、さらに向上するようなチームづくりを目指しています。

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

庁舎や図書館、文化施設といった公共建築を中心に、大学やホテルなど幅広いプロジェクトに取り組んできました。ほとんどが設計者選定プロポーザルで受注したものです。プロポーザルには短期集中して取り組み、負けると大変悔しい思いをしますが、勝ちを求めてあきらめずにチャレンジを続けています。その地域や事業に対する理解を深め、何が求められているのかという本質的な課題に対して的確な答えを導くことができるかが勝敗を決めるのではないかと思います。常に複数の提案業務が進行していますが、ブレストを重視し、独りよがりにならない多角的な視点を想定して案を練り上げていきます。若手の方も主体的に参画し、自由に意見やアイディアを発言できる環境ですので、柔軟でフレッシュな発想を期待しています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

建築設計は、お客様のニーズを顕在化して必要な機能や空間を提供するサービスですが、最後は出来上がった建物の創造性や社会的価値が評価されるクリエイションでもあります。事業性を高める効率的なプランニングと、吹抜けや庭を採用した豊かな空間づくりは一見相容れないものですが、「どちらか」ではなく「どちらも」満足する最適解を目指して考え、対話を重ねることが求められます。環境、防災、ウエルネス、まちづくりやコミュニティなど、設計者の考慮すべきフィールドも拡大しています。若い皆さんには、様々なことに好奇心をもち、広い視野と見識から、クライアントやユーザーの立場にたって物事を考える力を身につけてほしいと思います。責任は重く、忍耐力のいる仕事ですが、携わった建物が完成し、喜んでいただいた時の達成感は何にも代えがたいものがあります。共に苦労を楽しみ、喜びを分かち合える仲間として、一緒に働いてみませんか。

山本 敦/構造設計室/2008年⼊社
好きな有名⼈:アラン・ケイ

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

プロジェクトチームで打合せをしているときに、プロジェクトとは関わりのない通りがかりの先輩が設計案を横目で見ながらアドバイスをしてくれた事が何度もあります。そこから新たなアイデアが生まれたり、間違いに早く気付くことができました。単なる雑談のこともありますが(笑)、考えが煮詰まっている時にはこれも貴重な時間です。こうしたプロジェクトや部署、世代を超えて意見を言い合える環境は今後も大事にしていきたいと思います。

スタジアム全体架構
スタジアムメイン、サイドスタンド架構

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

構造設計においては様々な用途や構造種別の建物を設計してきました。小さいものでは10㎡程度の木造の茶室から、大きいものではサッカースタジアム等です。用途や大きさは様々ですが、お客様やその建築を使ってくれる人に喜んでもらった時には同様にやりがいを感じます。現在は構造設計に加えて社内外においてBIMやDXの推進を行っています。社内ではデジタル環境の整備やプロジェクトでのBIMマネジメント、今後のデジタル技術活用の模索等を行っています。BIMを始めとするデジタル技術の普及は進んできていますが、今までの仕事の進め方や考え方を見直さないと効果的に活用出来ない部分も多く残っています。そういった部分は業界として考える必要があるため、社外の方と力を併せて業界全体の普及にも取り組んでいます。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

時代の変化が激しく様々な社会課題を抱えた現代において、建築にはクライアントやユーザーの期待に応えるだけでなく、社会課題の解決に寄与することが求められています。このような高度な課題や要求をクリアしていくには、多様な考えを持った人が集まり、今までの建築の考え方や設計・建設プロセスにとらわれない自由な発想で建築を考えていくことが必要だと思います。また、AIやGenerative Designなど多様な次世代のデジタル技術を積極的に取り入れていく柔軟な姿勢も大きな鍵になるでしょう。東畑建築事務所では年齢や部署の垣根を超えてフラットかつオープンに意見を出し合える風土があり、新しいことへの取り組みに対しても後押しをしてくれる環境があります。そんな環境で、我々と一緒に知恵を出し合い、次世代の建築作りにチャレンジしてくれる仲間を歓迎します。

安井 さおり/設備設計室/2012年⼊社
好きな有名⼈:よしながふみ

Q:3つの特徴・環境・⽅針について

設計業務においては複数部署からメンバーが集まり、1つのプロジェクトチームとして作業が進められます。若手のうちから一技術者としての意見を求められるため、最初は緊張感もありますがやりがいのある環境です。他部署の先輩や上司も、根拠を持って説明すればきちんと耳を傾けてくれます。最近はリニューアルによるフリーアドレス化でオフィスがより開放的になり、誰とでも気軽に打合せ・相談しやすい雰囲気が増したと思います。

Q:これまでのキャリアおよび現在の仕事について教えてください。

木造建築や、バイオマス空調・居住域空調など、特色あるプロジェクトにに恵まれてきたと思います。設計だけでなく、竣工後のエネルギーデータ検証や大学・他企業との共同研究も行ってきました。働き方としては育児休業・時短勤務期間(合計3年程度)を経て、現在はフルタイム勤務です。最近はプロポーザルにおける提案やオフィス・工場等の設計に携わる傍ら、社内ワーキンググループにも複数参加し、SDGsタスクフォースでは設計事務所の目指すべき方向性としてTDGs for SDGs(東畑デザインガイドライン)を策定したり、DXタスクフォースでは建物ができた後の運用段階にて活用しうるIoT技術を模索したりしています。

Q:採⽤サイトを閲覧された皆様へのメッセージをお願いします。

東畑建築事務所の設備設計室では、プロポーザル等の提案から設計・積算・監理まで一貫して担当するのが特徴的だと思います。それぞれのフェーズで思考するポイントが異なるため気分転換になりますし、現場での経験を提案や設計に活かすこともできます。また、何か困りごとがあったときは大抵周囲に聞けば同様の経験をした人材に出会えるというのが、総合設計事務所ならではの強みです。昨今では感染症対策や建物のZEB化・脱炭素化など、設備設計者としての役割がクローズアップされる機会が増えてきました。デジタル化等の技術の進歩や目まぐるしい時代の変化に柔軟に対応していく必要もあります。日々の業務をこなしながらも多方面に興味を持ち、アンテナを張って情報収集することの大切さを感じています。共にアイディアや経験を共有し、ものづくりに取り組んでいける仲間をお待ちしています。