個性を生かしハンサムレディを育む学び舎
同志社女子中学校・高等学校 希望館
設計コンセプト
「あなたがたは地の塩である」「あなたがたは世の光である」聖書のこの言葉を実践する女性を育てる、という教育理念を踏まえ、生徒たちがともに学び、互いの個性を尊重しつつ、「ハンサムレディ(新島襄は妻八重をこう呼びました)」として成長していけるような学び舎を目指しています。希望館は既設校舎の建替事業で、中学の普通教室、中高共用の特別教室、および教員室・会議室等の管理機能を有しています。校舎を南北に貫くアトリウムを中心に、静かな東側を中学専用エリア、高校校舎(静和館)や体育館(新生館)に近い西側・南側を中高共用エリアとして、明確なゾーニングを図っています。ハンサムレディを育む学び舎全体を「学びの森」ととらえて、明るく見通しの良いアトリウム(日だまり広場)をはじめ、「ゆとりと潤い」のある空間づくりを目指し、回遊性のある通路(森のさんぽ道)沿いに、生徒ラウンジ(森の館)、教科メディア(あずまや)、見晴らしの良い屋上庭園(雲のひろば)などの交流スペースと、生徒が自ら考えて行動するような仕掛けづくりを各所に配することで、生徒たちの主体的な学習・交流を促しています。
建物概要
発注者 | 学校法人同志社 |
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所在地 | 京都市上京区 |
用 途 | 中学校・高等学校 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造・4F/B1F |
延床面積 | 10,931㎡ |
竣工年 | 2017年 |