赤レンガの綿布工場の再生

熊取交流センター「煉瓦館」

設計コンセプト

旧綿布工場のレンガ壁と鋸屋根を再生し、それらの質感と形態を融合させて交流の場を形成しています。汽罐室をオープンな空間の玄関ホールと事務室とし、長さ約30mのレンガ壁を活用したギャラリーロード、鋸屋根小屋組と保存レンガで綿布工場の形態を内包した交流ホールなどで回遊動線を構成し、どこからでもレンガ工場の質感が感じ取れるようにしました。さらに工場で使われていた設備品を装飾・オブジェに活用し、街の記憶をよみがえらせる内外空間としています。

受賞

【2006】 第26回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)大阪府知事賞

建物概要

発注者 熊取町
所在地 大阪府泉南郡熊取町五門
用 途 交流施設 / 多目的ホール
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・2F
延床面積 2,032 ㎡
竣工年 2004年
備 考 撮影:(株)SS大阪、松村芳治(4枚目)
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