建物と対話しながら価値を未来に継承
横浜市庁舎耐震補強 免震レトロフィット
設計コンセプト
現在の横浜市庁舎は、市政100周年記念事業の一環として、村野藤吾氏の設計により昭和34年9月に完成したものですが、耐震診断の結果、補強が必要とされました。補強計画にあたっては、様々な工法を比較検討した結果、補強による減少床面積の最小化、工事中の市民サービスの維持、仮設建物の最小化、村野氏のデザインによる外観の継承などの理由で、免震レトロフィット工法を採用しました。施工計画上最も合理的な「地下1階柱脚免震工法」とし、「居ながら工事」を実現しています。
建物概要
発注者 | 横浜市 |
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所在地 | 神奈川県横浜市中区 |
用 途 | 官公庁 |
構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・8F/B1F |
延床面積 | 20,756 ㎡ |
竣工年 | 2009年 |