CLT 工法による日本初の待合所
CLT の現しが体感できる日本初のバス待合所です。CLT とは、板材を直交するように重ねて接着させる「クロス・ラミネーテッド・ティンバー(直交集成材)」のことで、厚みのあるパネルを製作することができ、耐震性や断熱性、遮音性に優れています。また、重さが鉄筋コンクリートの6分の1と軽量で、工場でカットし、現場ではボルト類で組み立てるため、短期施工が可能となります。様々な等級の木材を使っても十分な強度を得られるため、木材を無駄なく使用でき、森林資源の循環利用を促すこととなります。今後、鉄筋コンクリートに代わる高層建築向けの構造材・工法として期待されているものの、日本においては材料認定の段階であり、CLT 構造を現しにした実例はありませんでした。