救急医療から在宅サービスまでを完結できる施設

なにわ生野病院・
なにわ老人保健施設ラガール

設計コンセプト

社会医療法人 弘道会 浪速生野病院の新築移転事業であり、「病院と老健の合築により救急医療から在宅サービスまでを完結できる施設」を目指して計画しました。病院と老健の高度利用を図りながら、全ての利用者に分かりやすい施設となるよう、施設全体を明快な直線で構成し、中庭や外部の風景を取り込みながら明るく開放的な空間構成を心がけました。病院は国道に面して3層吹抜けのエントランスホールを設け、老健は眺望のよい高層階に配置するなど、地域にも開かれた医療・福祉施設を目指しています。また訪れる患者や入居者、ご家族の方々にとって親しみやすい施設となるようサイン計画は「病院:青色、救急:赤色、老健:緑色」という3原色で分かりやすく動線を導くと共に、内部空間は温かみのある木調やアースカラーを主体として、理事長がご自身で撮影される風景写真の展示が引き立つようなインテリアを目指しました。

建物概要

発注者 社会医療法人弘道会
所在地 大阪市浪速区
用 途 病院 / 介護老人保健施設
構造・階数 鉄骨造 / 鉄骨鉄筋コンクリート造 / 鉄筋コンクリート造・11F/B2F
延床面積 21,106㎡
竣工年 2014年
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