5つの医療施設を統廃合した高度総合医療施設

大阪市立総合医療センター

設計コンセプト

市民病院群の中核病院としの役割を果たすため、5つの医療施設を統廃合し、高度な総合医療機能を備えた病院です。設計に当たっては安全性を最重要課題とし、災害時の安全確保ばかりでなく、院内を徹底的にノーマライゼーション化することや、清潔・不潔管理・院内感染防止に充分留意しました。将来対応については、フレキシブルな建築構造とすることと、OA化や乾式構法、システム化の導入により模様替えを容易にすることとしました。居住性については、カラフルなインテリアデザイン・照明計画・サイン計画やオブジェ・絵画等の導入により気持ちの和むハイグレードの演出を心がけました。標榜診療科目40 科目を数え、年中24 時間体制で地域の救命救急の拠点としての役割を担っています。

受賞

【1995】大阪施設緑化賞(みどりの景観賞)最優秀賞 【1998】公共建築賞 優秀賞

建物概要

発注者 大阪市
所在地 大阪府大阪市
用 途 病院
構造・階数 鉄骨造 / 鉄骨鉄筋コンクリート造・18F/B1F
延床面積 72,288 ㎡
竣工年 1993年
備 考 設計JV:伊藤喜三郎建築研究所 
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