「見る」から「参加」するへ
新日鐵大谷体育館
(現新日鉄住金大谷体育館)
設計コンセプト
「見る」ことから「参加する」ことへの利用形態の変化を捉え、コミュニケーションの場として相応しい体育館のあり方を追及しています。計画にあたっては「アリーナのオープン化」をはじめ、間接的な採光によるグレアカットや採風といった「スポーツのしやすさ」への配慮、また更衣室などのユーティリティーエリアへの採光確保や休憩コーナーの整備など「リフレッシュゾーンの充実」などの特徴ある取り組みがあげられます。また、製鉄企業の体育館として鋼材を「使う」だけではなく「見せる」ことに心がけ、無垢である鉄の質感を感じられるデザインを構成しています。
受賞
【1999】平成11年度SDA賞
建物概要
発注者 | 新日本製鐵株式會社(現新日鉄住金株式会社) |
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所在地 | 福岡県北九州市八幡東区大谷 |
用 途 | 体育館 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・2F/B1F |
延床面積 | 5,293 ㎡ |
竣工年 | 2000年 |