大阪都心のランドマークとなる複合施設
菅原町地区第一種市街地再開発事業 ジーニス大阪
設計コンセプト
建物は、超高層住棟とそれに寄り添うように雁行する高層住棟、およびそれらを繋ぎ止める低層部からなります。超高層住棟は、コアを片側に寄せ、南北軸に対して非対称性をもつ平面構成を採用しています。これによって東西南北が全て異なる壁面構成となるとともに、多様な住戸タイプが可能となりました。超高層中央の吹き抜けに対して、1スパンを外気に開放し、さらに7層ごと2層吹き抜けの空中広場を設け、吹き抜け内に自然光を取り入れるとともに共用空間の多様性を高めています。
低層部屋上に緑豊かな屋上広場を設け、俯瞰される景観に配慮するとともに、この広場が住民のコミュニティ形成の契機となることを意図しています。
隣接する4つの街路の性格の相異によって各用途の出入口位置を決定し、低層部およびランドスケープの意匠に変化を与えました。さらに建物中央に最も性格の異なる南北の街路を繋ぐインターモールと名づけた新たな小径を設けました。これらは、建物と周辺領域におけるインターフェイスの多様化を図っています。
低層部屋上に緑豊かな屋上広場を設け、俯瞰される景観に配慮するとともに、この広場が住民のコミュニティ形成の契機となることを意図しています。
隣接する4つの街路の性格の相異によって各用途の出入口位置を決定し、低層部およびランドスケープの意匠に変化を与えました。さらに建物中央に最も性格の異なる南北の街路を繋ぐインターモールと名づけた新たな小径を設けました。これらは、建物と周辺領域におけるインターフェイスの多様化を図っています。
受賞
【2003】第17回大阪市ハウジングデザイン賞
建物概要
発注者 | 菅原町地区市街地再開発組合 |
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所在地 | 大阪府大阪市北区菅原町 |
用 途 | 集合住宅 / 再開発 / 集会場(公益施設) / 店舗 / 事務所 / 駐車場 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・42F/B1F |
延床面積 | 55,346 ㎡ |
竣工年 | 2003年 |
備 考 | 撮影:(株)SS大阪 |