地域に開かれた大学キャンパス

神奈川県立保健福祉大学

設計コンセプト

「地域に開かれた大学キャンパス」(Interactive Campus/ひとつ屋根の下)
このキャンパスの最大の特徴は、2列に平行に並ぶ建物に挟まれた『交流プラザ』とそこを覆う約10,000㎡の大屋根です。ガラス張りのエレベーターシャフトや階段・ホワイエ・カフェ・アリーナ・実習室などが面し、さらには空中を横断する4本のブリッジ・随所にちりばめられたアートワーク・規則的に植えられた樹木によって演出されたこの半屋外空間は、通り抜け動線として日常的に開放されています。キャンパス内外の人々に憩いと親しみにあふれる場を提供し、コンセプトである“ひとつ屋根の下”を視覚化して、地域や県民に開かれたキャンパスの中心施設となることを目指しました。

受賞

【2003】第37回SDA賞 準優秀賞 A-2類
【2004】第45回 建築業協会賞(BCS賞)
【2005】日本建築学会作品選集 入選
【2010】12回公共建築賞(優秀賞)
【2016】空気調和・衛生工学会賞 特別賞(十年賞)

建物概要

発注者 エスピーシー・ピーエフアイ神奈川一(株)
所在地 神奈川県横須賀市平成町
用 途 大学(講義・研究施設・ 図書館・体育館)
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・6F
延床面積 41,861 ㎡
竣工年 2003年
備 考 撮影:(株)ナトリ光房
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