銀色に光る三日月型の一枚屋根

峰山高原ホテル リラクシア

設計コンセプト

簡易保険福祉事業団「かんぽの宿」の撤退に伴い計画された新しい宿泊施設です。山道を深く分け入ると、ゆるやかな円弧を描くアプローチが下りにさしかかるあたりに現れる、銀色に光る三日月型の一枚屋根。エントランスをくぐるとパノラマに広がる眺望。訪れる人を迎えるドラマチックな構成と、光・風を感じさせる清々しい建物づくりがテーマになっています。銀色の屋根は、架構に大断面集成材を採用してそれを見せる意匠とし、屋根の下をひと続きの空間として計画することで、ゆったりと流れるように自由な空間を生み出しました。そこにはロビーやレストランが配置され、カーテンウォール越しに展開する山並みを楽しみながらくつろげるスペースとなっています。

建物概要

発注者 大河内町
所在地 兵庫県神崎郡大河内町上小田
用 途 宿泊所 / 保養所 / ホテル / 温浴施設 / 浴場
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 木造・2F
延床面積 3,058 ㎡
竣工年 2003年
備 考 撮影:(株)伸和
← 実績一覧へ戻る