研修生の多様な学習と企業の一体感を育むフィールド

吹田の地に昭和18年に開設され、現在につづく歴史深い社員研修センターの老朽化した各施設のリニューアル計画。建物は中庭を囲う形の回廊でつながり、施設群の中で自身の所在が分かりやすく利用しやすい配置計画となっています。奥深い施設平面に対し各所に屋上緑化や光溢れるボイドを設け、階段やリフレッシュコーナーなど明るい共用空間を形成し、研修生同士の交流促進を期待します。本館・実習棟の東西面には外観上の特徴となる日射抑制の為の縦ルーバーを設け、研修室環境の向上を図っています。中庭に開かれた厚生棟の食堂はウッドデッキ越しの水景や四季折々の表情を魅せる緑化空間と視覚的につながり、日々の研修の疲れを癒すリフレッシュ空間を形成しています。