親しみと安らぎを感じる長寿命庁舎
出水市本庁舎
設計コンセプト
庁舎は、2層吹き抜けのエントランスホールを中心に、議会棟と行政棟をL型に配置しました。両棟の1階には市民窓口ゾーンを集約し、駐車場や周辺道路など各方面からのアプローチに対応する出入口を設け、来庁される方々の利便性に配慮しています。東西配置となる行政棟は庇とリブ壁により壁面を適度に分節し、深い陰影をつくることによって日射を遮りながら周辺市街地のスケールに馴染むファサード構成としました。議会棟や階段室などには色彩に階調のある炻器質タイルを採用し、温かみのある表情となるよう意図しています。内部では、市民のみなさんに親しみと安らぎを感じていただけるよう、ロビー等の、床・壁・天井や、待合ベンチ、窓口カウンター類に、多くの出水市産木材を活用しています。また、維持管理に最大限配慮し、ライフサイクルコストを削減した長寿命庁舎を目標とした計画としています。
建物概要
発注者 | 出水市 |
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所在地 | 鹿児島県出水市 |
用 途 | 庁舎 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造)・5F |
延床面積 | 10,941㎡ |
竣工年 | 2017年 |
備 考 | 基本設計:日建設計 |