水の都・船場の歴史を継承する宿泊施設

三交イン大阪淀屋橋

設計コンセプト

本計画地はOsaka Metro御堂筋線淀屋橋駅から徒歩3分の好立地にあります。かつての西横堀川の東側敷地・水の都として繁栄をした船場地区の一角です。外観の低層部は黒基調で2層の深い軒や竪格子のデザインとし、かつて船場の武家屋敷や商家が軒を連ねた町並みのイメージを継承しています。高層部は宿泊室の避難バルコニーを兼ねた庇に縦基調のマリオンを設け、光沢差のある白タイルをランダムに張り、軽やかな印象を与えています。マリオンには印象的なライトアップを行い、宿泊者が訪れる際の目印となる、豊かなアプローチ空間を演出しています。フロア計画は、1階はフロント・レストランカフェ、2階は温泉施設、3階から上階は宿泊室と階ごとに用途を分けた明快な構成としています。内装はスタイリッシュなデザインの中に要所にダークカラーを用い、落ち着きのあるデザインとしています。都市型ホテルとしてシンプルなインテリア計画とし、それぞれのフロアごとに相応しい内装や照明計画を心掛けました。アメニティの高い空間体験を通じて、ホテルチェーン三交インホテルズが目指す「快適ステイ」を実現しています。

建物概要

発注者 株式会社 HOWAホールディングス
所在地 大阪市
用 途 ホテル
構造・階数 鉄骨造 ・14F / B1F
延床面積 2,440㎡
竣工年 2018年
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