木に包まれた様々な交流の場を持つ"地域につながる学び舎"

真庭市立北房小学校

設計コンセプト

岡山県真庭市北房地域の4小学校を統合する整備事業です。大断面集成材によるラーメン架構に加え、教室間の耐力壁や体育館の屋根にCLT板を部分的に活用しています。また、美観・手触り・耐摩耗性に配慮して、外層にひのきを利用した新しいCLT板を開発し、木材利用の促進にも繋げています。吹抜のメディアセンターは、エントランスホールに面した学校の中心に配置し、ハイサイドライトから真庭産材の天井ルーバーを通して木漏れ日のようなやさしい光が差し込む「学びと交流」の場となっています。木造化だけでなく、内装・建具・家具でも積極的に真庭産材を採用することで、地元への思いや誇りを育てる生きた教材となり、子どもたちや地域の人々に愛される学び舎として成長することを願っています。

受賞

【2018】 平成30年度全建賞(入賞)
【2018】 ウッドデザイン賞2018(建築・空間分野入賞)

建物概要

発注者 真庭市
所在地 岡山県真庭市
用 途 小学校
構造・階数 木造 一部 鉄筋コンクリート造・2F
延床面積 4,656㎡
竣工年 2018年
← 実績一覧へ戻る