温水プールと津波避難タワーの融合で地域のシンボルに
紀北町健康増進施設
「紀北健康センター」
設計コンセプト
本施設は「健康増進」と「津波避難」という全く異なる目的を有します。各々で求められる機能を方形のボリュームでシンプルに表現し、それを重ね組み合わせることで、「健康・交流・安心」という3つの観点でまちのシンボルとなる施設づくりを目指しました。1階にピロティ形式の駐車場、中2階に温水プール、2階にロビーやフィットネスルーム等を配置するスキップ構造とし、平面・断面的に連続性を持たせることで、来訪者が様々なアクティビティに自然とふれ合い、新たな活動のきっかけとなるよう意識しています。諸室や温水プールの内装、津波避難タワーフレーム内の格子等には紀北町産桧を多用し、町の特産をアピールしつつも温もりを感じられる空間としています。
受賞
【2018】 | 第37回三重県建築賞入選 |
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建物概要
発注者 | 紀北町 |
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所在地 | 三重県北牟婁郡紀北町 |
用 途 | 水泳場 / スポーツ練習場 / 津波避難タワー |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・3F |
延床面積 | 5,118㎡ |
竣工年 | 2017年 |