「つなぐ」がうまれる庁舎

国東市庁舎

設計コンセプト

大分県国東市の本庁舎の移転新築計画です。
既存施設(ホール、図書館、公民館の複合施設)が位置する敷地内に増築により新庁舎を建設する計画で、“「つなぐ」がうまれる新庁舎”をコンセプトに、既存施設とともにまちの核として充実した機能を持つ魅力ある新庁舎を目指しました。
新庁舎と既存施設を半屋外空間でつなぐ「くにさき回廊」を設けることで、機能的に各施設の動線をつなぐだけでなく、市民が行き交い、集い、交流が生まれる空間づくりを行っています。
また、地域とのつながりや親しみを感じられる設えとして、回廊の軒天には国東市の将来を担う市内中学校の生徒の名前が刻印されたルーバーを設け、回廊下には大分で広く定着している石文化に由来した石材を活用したベンチやバス待合を設けています。
回廊により既存施設と有機的につながった国東市庁舎が、地域とのつながりを感じられ、市民の皆さんに長年親しまれることを願っています。

建物概要

発注者 国東市
所在地 大分県国東市
用 途 庁舎
構造・階数 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・4F
延床面積 7,585㎡
竣工年 2016年
← 実績一覧へ戻る