隠れた工夫を凝らしたコンパクトオフィス

三菱UFJ銀行信濃橋ビル

設計コンセプト

大阪市内における銀行支店の建替計画です。外観はせっ器質タイルとアルミカーテンウォールによる規則正しい縦基調のデザインとし、銀行としての安定・誠実・公正といったイメージや水都大阪の水の流れを表現しています。基準階は床面積を最大限確保するため、狭小な敷地の形状に合わせた不整形プランとしています。環境負荷低減のため既存地下躯体は山留として利用していますが、これにより地階が地上の基準階より一回り小さくなるため、地階から基準階までの外周柱を斜め柱として基準階の外周柱を外壁面に配置し、さらに大梁を井桁架構とすることで20m×20mの無柱空間とコーナー開口による開放感のあるプランを実現しています。また、片持屋内階段による外壁廻りデッドスペースの削減、三つ折れ特避階段の採用と附室横引押出排煙によるDS取止めなどによりコアを最小化し、有効面積の最大化を図っています。

建物概要

発注者 株式会社三菱UFJ銀行
所在地 大阪市
用 途 事務所 / 銀行
構造・階数 鉄骨造 / 鉄骨鉄筋コンクリート造・9F / B1F
延床面積 4,923㎡
竣工年 2019年
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