城址公園に面する建物としての「現代的な和のデザイン」
裁判所にふさわしい
「平等で公正なイメージを想起させるデザイン」
徳島地方・家庭・簡易裁判所
設計コンセプト
建物を取り囲むように配置した深い庇の水平ラインによって、陰影が際立ち、建物に豊かな表情を与えています。この深い庇と、庇を支える先端を細らせた柱による現代的な和のデザインによって、城址公園など周辺の風景との調和を図り、地域の景観に溶け込む裁判所となるよう計画しました。庇と柱が生み出すリズムが、裁判所の持つ平等で公正なイメージを想起させるデザインとなっています。
庇による日射制御、吹抜けを活用した自然換気、太陽光発電などによる高い環境性能を兼ね備えた施設となるよう環境に配慮した計画するとともに、敷地内に植えられていた多くのサクラを基本的にそのまま残し、計画上支障のあるサクラは敷地内に移植するなど、地域の方々に長く親しまれている地域景観を守る計画としています。
庇による日射制御、吹抜けを活用した自然換気、太陽光発電などによる高い環境性能を兼ね備えた施設となるよう環境に配慮した計画するとともに、敷地内に植えられていた多くのサクラを基本的にそのまま残し、計画上支障のあるサクラは敷地内に移植するなど、地域の方々に長く親しまれている地域景観を守る計画としています。
建物概要
発注者 | 最高裁判所 |
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所在地 | 徳島市 |
用 途 | 事務所(裁判所) |
構造・階数 | 鉄骨鉄筋コンクリート造・6F / B1F |
延床面積 | 10,711㎡ |
竣工年 | 2018年 |