城下町のにぎわいや交流を生むまちづくり拠点

にぎわい交流館いわつき

設計コンセプト

来街者や区民が自由に過ごすことのできる、岩槻人形博物館に隣接した施設です。岩槻のまちがもつ文化や歴史、培ってきた産業などをもとに、ここで「楽しい」が生まれ、ここから「新しい楽しみ」がまちなかに繋がり、まち全体がにぎわうことを目的としています。さいたま市内で育てられたヨーロッパ野菜を使った食事を楽しめるカフェや、学習・体験機能を有する施設となっています。
計画地周辺は城下町の風情が残り、神社仏閣を含め歴史・文化資源が点在しており、隣接する博物館とともに、岩槻のまちに多く見られる町家風あるいは武家屋敷風のデザインに馴染む親近感のある切妻の形状としました。
広場を囲むよう交流館の深い軒庇と、隣接する博物館の深い庇と回廊を配置することで、2つの建築に囲われた広場は、毎年行われる人形祭りの会場などに利用され、深い軒庇は来館者のギャラリーとなっています。

建物概要

発注者 さいたま市
所在地 さいたま市
用 途 集会場 / 飲食店
構造・階数 鉄骨造・2F
延床面積 821㎡
竣工年 2020年
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