憩いのテラスで社員がつながるオフィスビル

東亜電気工業株式会社 名古屋支店

設計コンセプト

東亜電気工業株式会社名古屋支店の現地建替計画です。中部エリアの業務拠点施設として、間口9m奥行50mの細長い敷地に、執務室、会議室、応接室、営業車16台の機械式駐車場が求められました。コロナ禍によってリモートワークが普及し、オフィスに通って働く意味が問われる社会背景の中で、リアルコミュニケーションの重要性が再認識されました。そこで、単調に積層されるオフィスではなく、全フロアから緑が見えて、社員が集い、憩うことのできる、コミュニケーションを誘発するテラスを建物正面に設ける計画としました。テラスは、ルーバーを前後左右にずらして編み込むように配置することで、ルーバーピッチを粗くして眺望を確保しつつ、日射遮蔽と木に囲まれた雰囲気を演出し、特徴的で親しみのあるファサードを構成しました。建物の東西にコア機能とテラスを計画し、東西の日射負荷を低減して空調負荷を抑えることで、ZEB Readyを取得した省エネルギーな建物を実現しました。

建物概要

発注者 東亜電気工業株式会社
所在地 名古屋市
用 途 事務所
構造・階数 鉄骨造・7F / B1F
延床面積 2,269㎡
竣工年 2022年
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