警察署初となるPFI法に基づくBTO方式による庁舎

徳島中央警察署

設計コンセプト

PFI法に基づき実施するBTO方式を採用し、建替えられた新庁舎です。東に市街地への入口となる国道交差点を有し、西には緑のシンボル眉山、北に徳島中央公園を臨む、交通と景観の要衝に位置しています。
すべての人・地域に「安全と信頼を届ける」新しい警察署を事業コンセプトとして掲げ、「市民に親しまれる機動性の高い警察署の実現」を設計方針として取り組みました。警察署庁舎としての基本機能の他、防災活動拠点として、耐震性・耐津波性を確保し、災害応急対策活動スペースを整備しました。さらに環境性能向上として、外装の高断熱化、既存桜の保存・保全、県産材の活用などを行いました。
白いPC板と黒いアルミサッシによる彫の深い縦基調の外観は、徳島中央公園にかつて存在した徳島城の縦格子をモチーフとし、警察署らしい規律と強靭さを感じさせるデザインです。

建物概要

発注者 徳島県警察本部
所在地 徳島市
用 途 警察署
構造・階数 鉄骨造・9F
延床面積 12,665㎡
竣工年 2021年
備 考 事業主:(株)徳島県警PFIサービス((株)四電工を代表企業とする特定目的会社)
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