ひろばがつながり、回遊性を高める園舎

高浜町立認定こども園 cocokara

設計コンセプト

本施設は老朽化した保育所の移転新築に伴い、保育環境の向上を図るとともに子育て支援の拠点として整備された幼保連携型認定こども園です。
外観は高浜町のシンボルである青葉山をモチーフにした大屋根、美しい海の波をイメージした小屋根、どこまでも続く砂浜をメージした水平に伸びる軒先など高浜町らしさを取り入れてデザインしました。
園庭を「そとのひろば」、遊戯室を「うちのひろば」、玄関ポーチを「やねのひろば」と位置づけ、それぞれがつながり、回遊性を高めることにより、行止まりのない園舎を目指しました。
また、園庭・テラス・保育室・遊戯室の壁は開放できる建具で構成することで回遊性を持たせ、空間の一体化を図り、異年齢交流を促す平面計画としています。
保育室の屋根は木造とし、集成材現しの構造体で木の温もりにあふれる空間とするとともに、遊戯室は木と鉄骨のハイブリッド張弦梁構造を採用することで、軽快でリズミカルな大空間としています。

建物概要

発注者 高浜町
所在地 福井県大飯郡高浜町
用 途 幼保連携型認定こども園
構造・階数 鉄筋コンクリート造一部木造・2F
延床面積 2,312㎡
竣工年 2022年
← 実績一覧へ戻る