こころの教育を深化させるコミュニケーションアリーナ

学校法人武蔵野東学園 武蔵野東中学校北原記念体育館

設計コンセプト

自閉症と健常児の「混合教育」を進める学園の新体育館です。舞台にプロセニアムがなく2階全周が観覧スペースとなる「オープンアリーナ・オープンステージ」が最大の特徴です。トレーニング室・ミーティングスペースも一体化されて、上下で声を掛け合ったり、別のクラスの友達のがんばりが見えたり、自閉症の友達を手助けしたりされたりする機会を生み出す「コミュニケーティブな大空間」です。プロセニアムが無いことでステージ上部後方の大きなガラス面からの自然光があふれ、アリーナは隅々まで明るく開放的です。これらが混合教育の意義と成果を視覚化しています。

建物概要

発注者 学校法人武蔵野東学園
所在地 東京都小金井市
用 途 中学校 / 体育館
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・2F / B1F
延床面積 2,430㎡
竣工年 2006年
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