最適な医療を支える2病院1棟のプロトタイプ
阪和病院 阪和記念病院
設計コンセプト
特性の違う4病院(阪和病院、阪和記念病院、阪和住吉総合病院、阪和第二病院 計913床)を1ヶ所に集約した計画です。計画途中に新型コロナが流行し、民間では初めてのコロナ専門病院を4病院の1つ阪和第二病院で開設した背景もあり、院内感染の点でも1病院で運営するリスク、将来の医療情勢の変化にも2病院なら柔軟な対応ができるのではという考えのもと、「慢性期療養病床」の阪和病院(432床)と「急性期病床、回復期病床とポストアキュート療養病床」の阪和記念病院(481床)の2病院1棟とした全国で始めての病院です。2病院が有機的に合築されることで、柔軟な変化・更新・バックアップ体制ができ、これからの新しい病院の形のプロトタイプとなると確信しています。
受賞
【2023】 | 第57回日本サインデザイン賞 入選 |
---|
建物概要
発注者 | 医療法人錦秀会 |
---|---|
所在地 | 大阪市 |
用 途 | 病院 |
構造・階数 | 鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 / 免震構造・9F / B1F |
延床面積 | 36,172㎡ |
竣工年 | 2022年 |