木・水を再構築した次世代環境共生建築

大阪ヘルスケアパビリオン
Nest for Reborn

設計コンセプト

2025大阪・関西万博において、大阪府・大阪市が出展するパビリオンです。「REBORN」というメインテーマのもと、開催都市にふさわしい、SDGs・脱炭素社会の実現に向けた次世代の環境共生建築を目指しました。「木」と「水」に支えられ発展してきた「水都大阪」の文化・歴史を踏まえて木と水を再構築して作られた建築は、大阪の魅力や成長を世界へ向けて発信する新たなランドマークとなります。
ひとつとして同じ形がない膜屋根は、多様な個性が集まる大阪を体現しています。屋根の上には循環させた水を流し、屋根全体を包む「ウォーターベール」を創出します。水は屋根から水盤に流れ落ち、濾過を経て再度屋根から流れる循環型システムを構築しています。
内外装には大阪府内産材のヒノキを使用しています。中央のアトリウムには穏やかな光が木漏れ日のように降り注ぎ、木の温かみ・香りに包まれた憩いと安らぎのシンボル空間を創出します。

建物概要

発注者 公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン
所在地 大阪市
用 途 展示場 / 物販店舗・飲食店
構造・階数 システムトラス構造 / 骨組膜構造 / 鉄骨造・2F
延床面積 9,725㎡
竣工年 2024年
備 考 写真提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン
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