地域の材料と技術を使った宮崎らしい競技場

宮崎市陸上競技場

設計コンセプト

スポーツ交流の場
本施設は、地域や子供の運動会からプロアスリートの大会まで広範囲に使用されます。1200m²程度の小規模なスタンド棟ではありながら、2種公認施設に必要なすべての機能を満足するため、配置・平面プランは極力シンプルにし、明快さとコスト縮減に心がけました。ファサードの門型壁面は緑化され、将来「緑のゲート」となります。公園の中心軸を建物芯にあわせ、外構を含めシンメトリーなファサードを構成しました。横長な建物の水平ラインを強調しつつ、他施設共通の外壁材であり、緑と相性の良い珪藻土調塗壁材で、自然感のある外観としました。エントランス廻り等、人の集中する部分の外壁や軒天に宮崎県産の杉材を使用し、風通しの良い穴開きブロックとあわせ、南国みやざきを表現しました。フィールドの天然芝は宮崎産まれの「フェニックスターフ」を使用しました。

建物概要

発注者 宮崎市
所在地 宮崎県宮崎市大字跡江
用 途 陸上競技場
構造・階数 鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・3F
延床面積 1,148 ㎡
竣工年 2005年
備 考 撮影:(株)SS九州
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