下町における環境共生を目指した超高層住宅

下町における環境共生を目指した超高層住宅
かつての風情を取り戻しつつある隅田川や運河の水際空間も近く、鉢植えの植物に彩られた路地・長屋の家並みが今も残る地域であり、こうした文化や歴史を継承しつつ五感に響く環境を創出し、地域の人々との交流の場となる「環境共生住宅」の実現を目指しました。かつて存在した路地の再生を図り、通り抜けのできない路地については、視覚的な連続性を確保しました。敷地周囲や新たな路地に面して、四季の移り変わりを感じられる木々や歴史を物語るアートを配した庭や広場を計画し、さらには保育園や町会施設も併設して地域に開放しています。結果として、超高層マンションとしては初めて（財）建築環境・省エネルギー機構による『環境共生住宅』の認定を受けることができました。