現代の蔵
あらた和泉センター
設計コンセプト
関西国際空港や阪和自動車道などの交通網の整備によって、都市機能や産業基盤の飛躍的な向上が進む大阪府南部のテクノステージ和泉に位置するこの施設は日用雑貨を取り扱う卸売企業「株式会社あらた」(竣工時は株式会社シスコ)の関西エリアにおいて拠点となる物流センターです。建物の構成は商品の入出荷と仕分けを行う本体棟と入荷商品の保管を行う立体自動倉庫棟に分けられています。本体棟は大きく3層構成とし、1階、3階及び4階に各種ラックによる保管エリアと搬送コンベアによる仕分けラインが設置され、各階においては立体自動倉庫棟から保管商品の搬入が行われます。南側の2階には事務室、会議室、食堂及び更衣室等の福利厚生ゾーンを配置しました。建物外観は西側道路からの景観において顔となる立体自動倉庫棟を「現代の蔵」と見立て、全体としては物流施設としてのシンプルな外観を表現しました。
建物概要
発注者 | (株)シスコ |
---|---|
所在地 | 大阪府和泉市テクノステージ |
用 途 | 物流センター |
構造・階数 | 鉄骨造・4F |
延床面積 | 28,431 ㎡ |
竣工年 | 2005年 |
備 考 | 撮影:(株)SS大阪 |